沖縄パン日誌

作った、買った、食べた、沖縄のおいしいパンにまつわる記録。

2017年のパン事情を振り返る

気づけばもう12月も半ば。時間がたつのは早いですね。

ということで、今年わたしが知る範囲でのパンにまつわる出来事、

感じたことなどを振り返ります。
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那覇市内では… 

4月:Pain de Kaito那覇店(西町)オープン

 

breadokinawa.hatenablog.com

 

 

春ごろ:パン・ケーキ屋経営してた企業が廃業、パン業界にも働き方改革の波か

 

breadokinawa.hatenablog.com

 

8月:食パン専門店 乃が美はなれ 沖縄おもろまち店オープン

ご近所すぎて、未だに行けていませんが、

小禄からわざわざ買いに行くという人も、私の周りにいます。

 

世の中的には…糖質制限が大ブーム。

 

個人的には、ホットサンドに凝り、

そのタイミングでホットサンドメーカーをいただいたこともあって、

ホームベーカリーでパンを焼いては、サンド用に薄くスライスしてました。

食パンもいろいろ食べ比べ、お気に入りを見つけつつあります。

 

breadokinawa.hatenablog.com

 

 

そして、

しばらくおとなしかった新都心エリアも、パン屋戦国時代がふたたび到来の予感。

 12月中には、いまいパン2号店が古島にオープン予定だそうです。

 

ちなみに第一次戦国時代だと言われていたのは、10年くらい前になるでしょうか、

アルザスの森、

窯、

パリのパン屋さんボンジュール

の3強時代。

 

アルザスの森は、小禄にもあって、ミニクロワッサンが人気でした。

私はハード系も好きでした。

 

窯は、現在も変わらぬ人気で、カレーパンが有名ですね。

当時はラウンドパンがなかなか買えないと、幻のパンみたいに言われていました。

 

そしてパリのパン屋さんボンジュール。

サイコロ状の四角いクリームパンで一大旋風を起こしました。

あぁ懐かしい。

 

今年は、相棒(愛車)を手に入れたおかげで、

あちこちパンを求めて出かけるようになりましたが、

ここに書き留めたり、リピートするお店は、

作り手が丁寧に心を込めて焼いているだろうなと(勝手にわたしが)感じるお店。

そういうお店が、ブームの波に流されることなく、

ちゃんとその地に根付いて続いてほしいなと思います。

 

あと、お出かけが楽しすぎて、今年はあまり自分では焼かなかったので、

そろそろ焼かなければ…とも思っています。

 

来年もおいしいパンとたくさん出会えますように!
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スーパーのパン屋さんのパン

時間のない時や、雨の日なんかは、

食料品を買うついでに、

スーパーの中にあるパン屋さんにも行きます。

 子どもの頃に食べたような、懐かしいパンが食べたくなる時にも、時々立ち寄ります。

 

マルコポーロ

(サンエー那覇メインプレイス内)

 

沖縄市に本店があって、県内サンエーのいくつかに入ってます。

菓子パンやお惣菜パン、サンドイッチなど、種類がとても豊富。

タンタオという、マカオ名物のエッグタルトもあります。

要はカスタードのタルト。甘いの食べたい時におすすめ。

 

わたしが好きなのは、天然酵母を使った、雑穀入りのパン。

名前がわからないのですが。

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ホールでも買えるけど、ハーフをスライスしたものもあるので、早いうちに食べきりたいから、たいていはスライスを買います。

雑穀のプチプチとした食感が好きです。

ほんのり黒糖の味がするのは気のせい?

生地のやさしい甘味が好きで、何もつけなくてもぱくぱくいけちゃいます。

 

 

●クレアファータ

(コープおろく内)

 

以前は職場が近くだったのでよく行きました。ここの食パンにはまっていた時期もあり、ご紹介したこともありました。

 

breadokinawa.hatenablog.com

 

 

食パンのほかには、お惣菜パンがお気に入り。

よく行ってた時間帯がお昼前だったこともあるかもしれません。たまごサラダのパンや、ウインナーがどーんと載ったパンが焼きたてだったりしたら、お弁当買っちゃった後でもつい手がのびちゃってました。

 

最近はパン屋さんもすごくふえて、ちょっと高級品じゃない?!と感じることもしばしば。

身近で気軽に買えるお気に入りのパンを探してみるのも楽しいものです。

【番外編】お誕生日用の特注ケーキいろいろ

今の職場、とっても仲が良くて、

毎月、その月生まれのスタッフの合同お誕生日会があります。

 

全員が出勤する日に合わせて、

ケーキとか、みんなで食べられるスイーツを用意するのですが、

人数が多いと、特注でケーキをお願いしたりします。

 

宜野湾・レーゲンスのチョコレートケーキ
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クリームと生地が何層にも重なっていて、

小さく切ってもボリュームたっぷり、食べごたえがありました。

フルーツにアレルギーのある人がいるので、フルーツは控えめでお願いしました。

でもいちごはたくさん載せてくれてます。

 

名前が書かれたクッキーがおいしかった!と、

この月にお誕生日だった4名が喜んでいました。

 

 

宜野湾・Patisserie H.Yujiのチーズケーキ
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上はレアチーズ、下はベイクド、二層になったチーズケーキ。

本体だけでなく、箱の中の四隅にマカロンがあしらわれていたり、箱全体を使ったデコレーションに、

開けた瞬間「わー!!」と歓声が上がりました。

 

 白が基調になっていて、マカロンパステルカラーがよく映え、カールされたホワイトチョコで華やかさもさらに増しています。

カロン食べたかったなあ、そういえば。

誰が食べたのー??

 

わたしのときはどんなケーキをお願いしようかな!今からわくわくしています。

カヌレ

先日立ち寄った、中城・Lu.Luのカヌレ
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場所柄、子どもが好きそうな甘いパンや、たくさんの種類の食パンなど、家族みんなで楽しめるラインナップなのですが、なぜか片隅にカヌレ

 

カヌレって、結構手間かかると思うんですけど、わざわざ作ってるって、何か思い入れがあるのかしら…と思ってしまいます。


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カヌレとは。

フランス・ボルドー地方の修道院で古くから作られてきた伝統菓子。

銅製の型にみつろうを塗って焼くのが特徴で、外側が真っ黒。たたくとコンコンというくらい固くて、中はもっちり、プリンのような味。買ったその日にいただくのがおすすめです。翌日になると、固かった表面もすっかりやわらかくなってしまいます。それでももちろん、おいしいのですが。

 

ボルドーといえば有名なのはワイン。

その、ワインのおりを取り除くために、鶏卵の白身が使われていたそう。その際に残った黄身を使って作られたのがカヌレ、とも言われているそうです。(ウィキペディアさんより。むかし別の本でも読んだことあるから、わりと有力説なのでしょう)

 

沖縄でカヌレを見たことがあるのは、さきに紹介したLu.Luと、首里のピッコロモンド

 

もしかしたら、パン屋さんでなく、ケーキ屋さんを探したほうが見つかるのでしょうか。

バニラビーンズがたくさん入ったカヌレがないかなあ。


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【お気に入り】食パン

わたしが好きなのは角食。6枚切り。

アレルギーはないけど卵使ってないのが好きみたいです。

 

沢岻・ぱん屋uraの食パン
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角食が好きと言っておきながら、いきなり山食…

でも角食みたいにしっとりしていて、すごくシンプルな食パンなんです。

結局飽きがこないのはこういうのなんだろうなあと思わせるパン。

住宅街にあるお店で、町のパン屋さんという雰囲気も好きです。

 

 

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与那原・まつどべーかりぃの食パン
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 これぞ、ザ・角食という食パン。

美しい〜

 

 

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小禄ブーランジェリーメルシーの食パン 
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こちらは上の2つと比べて、香りに特徴があり、トーストする前からふわっとバターの香りがします。

 

天然酵母を使っていて、写真はがっつりトーストしていますが、焼かなくてもおいしくいただけます。

 焼き色は、普通に焼いても強めにつきます。

 

前は職場が近かったからよく行ってたけど、

最近はすっかり足が遠のいてしまっています。

離れてみてわかる、実は結構気に入ってたんだということ。

メルシーは他のパンもバラエティ豊かで、ディスプレイも見やすいし、楽しい!

いつかちゃんと記事にしたいです。

【お気に入り】おかず系のパン

いろいろパン屋さんをめぐっていると、

その店のおすすめや、人気商品、得意な生地とか系統とかがあるのがわかってきて、

ピンポイントで「あのお店のこれが食べたい」というのも結構あります。

 

お惣菜系、ランチにもできるごはん系のパンだと、

 

宇地泊・スーリールのベーコンエピ
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エピはベーコンに粒マスタードが塗られています。

ピリッと黒こしょうもきいていて、

よく仕事帰りに運転しながらかじってます。笑

運転しながら食べやすいというのもありまして。

 

 

そしてこちらもスーリール、フランス生地の惣菜系パン。

何種類かあるのですが、最近いただいたのが、

焼きチーズカレーフランス
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 載っているのはキーマカレーだったんですが、

見た目以上にカレーがどっさり、辛さもチーズと合わさってちょうどよく、

期待を超えるおいしさでした。

ボリュームもあり、揚げたカレーパンよりこっちがいいかも~

 

 

那覇西町・Pain de Kaitoのセミドライトマトのフーガス
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フーガスは、生地を平らにのばして、葉っぱのように切りこみを入れて、

表面にオイルを塗って焼きます。

切り込みを入れることで、表面積や、生地のはじっこ部分が多くなるので、香ばしく、食感のあるパンに仕上がるのです。

 

パン教室でも一度作ったことがありますが、切りこみの入れ方にセンスが出ます笑
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この時作ったのは、オリーブ(写真右)と、ローズマリー(写真左)でした。

どちらもよく合います。

ただ、ローズマリーは表面に振って焼くので、どうしても落ちやすいのが残念なのですが。

塩気のあるものといえば、アンチョビもいいかもしれません。

 

ちなみに カイトのフーガスはライ麦生地。

生地自体が存在感のあるパンなので、塩気のあるドライトマトとよく合います。

 

そして、こちらも那覇のPain de Kaito

ポテトごぼうサラダのタルティーヌ
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 タルティーヌとは、具材をたっぷり載せたオープンサンドみたいなもので、

パンはバゲットの縦割りや、この写真のようにカンパーニュ的なパンであることが多いように思います。

 

このタルティーヌ、サイズはそんなに大きくないのですが、サラダがずっしりで、お腹もしっかり満たされます。

ごぼうとパンの相性ってどうなんだろう、と思っていたのですが、

前に雑誌のパン特集でも、ごぼうサラダが人気!という内地のお店が紹介されているのを見たことがあって、食べてみたらやっぱり合うんですね。

ごぼうが厚めにスライスされているのもポイント。パンやポテトと違う食感を楽しめるのも良いです。

 

他にもいろいろありますが、リピートするのはこんなところ。

あったらいいなと思っているのは、

クロックムッシュのおいしいお店。

 

むかし働いていたお店のムッシュがとってもおいしかったので、

それを超えるものになかなか出会えずにいます。どこかにないかな。おすすめあったらぜひ教えてください!

ジャムパンと沖縄

沖縄に来てしばらくたってから気づいたこと。

なんで沖縄にはジャムパンがないのか?

 年に1回くらい無性に食べたくなるのに、ない。どこにも売ってない。

なんでだろう?
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これはジャムが挟まってて、これはこれでいいのだけれど、

こういうのじゃなくて、やわらかな三角形っぽい形のも食べたいのです!!

 

気になるので調べてみました。

ジャムパンは日本発祥のパンといわれています。

銀座にある木村屋総本店3代目の木村儀四郎が考案したのがはじまりとされていて、

最初はあんずジャムが主流でしたが、その後時代の流れとともにいちごジャムやりんごジャムのものが多くなり、

現在ではジャムパンといえばいちごジャムというイメージが強くなりました。

(参考:パンの図鑑)

http://www.bread.jp.net/jampan.php

 

一方、沖縄の食文化はアメリカの影響を大きく受けていて、

パンもそうだし、パイとかクッキーとか、内地とはちょっと違う雰囲気。

だから、沖縄にはジャムパンがないのかも。

 

沖縄ではジャムパンがない代わりに、ピーナツバターがとても普及していますね。

ゼブラパンとか、ああいう四角いパンにクリームが挟まった系が多い。

 

沖縄には、おいしいパン屋さんたくさんあるんですけど、

たまにこんなふうに、内地では超メジャーなパンがなかったりするので、

県外に行くときには、雑誌などで紹介されているお店だけでなく、

コンビニやスーパーとかものぞくようにしています。

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Pascoの超熟も、はじめは6枚切りとか種類も少なかったけれど、

最近は4枚切りも普通に見かけるようになりましたね。

前と比べて県外からの移住者もふえているからなのかなー

Pascoといえばイングリッシュマフィンも売ってほしいなー

 

先日、関空のローソンで見つけたジャムパン。

沖縄では買えない〜と思ったらつい買ってしまいました。

ネーミングのとおり、ジャムがゆるめでした。おいしかった。満足。
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