沖縄パン日誌

作った、買った、食べた、沖縄のおいしいパンにまつわる記録。

牧港・ホンコンベーカリーのレーズンロール

さがしものがあって、イバノに行ったときのこと。

レジ横に、長ーい食パンや、大きな袋にたくさん入ったクロワッサンなどが、ずらっと並んでいました。

 

イバノといえば、お肉の種類が豊富なのと、

輸入食材もいろいろあるのですが、

そういえば、A&Wのバンズも作っているのです。(行って思い出しました)

それが、「ホンコンベーカリー」のようです。

 

バンズだけでなく、その他いろいろなパンも売られていました。

 

なんかとてもおいしそうに見えて、

本当は胚芽食パンがほしかったけれど、

2斤くらいの大きさで、スライスも薄めだったので、

うーんちょっと違うなあと思い断念。

そして選んだのが、レーズンロール。
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普段、バターロールってあまり積極的に選ばないのですが、

けしの実をふってるのが珍しいと思ったのと、

意外とずっしりだったので、どんな味かしら?と気になったのです。

(超お腹空いていたから、かも・・・)

 

中がびっしり詰まった、やわらかな食感のパン。

そしてほんのり甘みとほろ苦さ。

 

原材料をみると、

黒糖に加え、「モラセス」が入っていました。

 

モラセスとは?

砂糖の製造過程でできる糖液で、

見た目は黒蜜のようなのですが、

黒蜜と同じようには使わず、

風味付けや、イーストの活性のために添加したりするようです。

 

砂糖として使うために精製したあとのもの、なので、

独特の苦みがあるのだと思います。

それがきっとパンの風味にも出ていたのかもしれません。

 

なので、食べ応えもあり、味もしっかり、

期待以上のパンとの出会いでした。

 

きょうのパン屋:

イバノ(牧港)

R58沿い、カンガルーのマークが目印!

 

名護・cookhalのホットドッグ

仕事でやんばるへ行ったときのこと。

前から行ってみたいと思いながら、なかなか行けずにいたcookhalに立ち寄りました。

 

場所はなごアグリパークの中。

芝生を囲んで、ハーブ園やショップなどがあり、

cookhalもその並びにあります。
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ランチにオーダーしたのは、ホットドッグ。
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長さ20センチを越えるサイズ。

バゲットは、今や有名なPain de Kaitoのもの。

ザワークラウトローズマリーマスタードとともに、

これまた大きなソーセージ。

どれも手作りだそうです。

 

このソーセージがおいしいのです。

肉が粗めに挽いてあるので、食べ応えがある。

バゲットは、普通のものよりも、全粒粉ぽいのが多く入っている感じで、

具材に負けない存在感があります。

 

cookhalもKaitoも、「やんばる畑人(はるさー)プロジェクト」に参加しています。

 

「やんばる畑人(はるさー)プロジェクト」

とは、

畑人と料理人、加工所などがつながり、スパイス栽培の北限となる沖縄で、

国産スパイス商品を開発したり、やんばる食材の料理が楽しめるイベントを開催するなど、

地域性を活かした「食」のアクションに取り組むというもの。

詳しくはこちら↓

http://haruser.jp/

 

同じ沖縄本島でも、たまに北部へ行くと、

やっぱり自然の豊かさに圧倒されます。

そんな場所で採れたものをいただける、

素敵なお店がたくさんあるのはうれしいこと。

 

この日も、仕事をすっかり忘れてリラックスして過ごしてしまいました。

ここでただのんびりするためだけに、

また行きたいと思った場所でした。

 

きょうのお店:

cookhal(名護)
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オーブンを買い替える

先日、沖縄に来てから14年使っていたオーブンレンジが

ついに故障してしまい、新しいものを購入しました。

パン好きにおすすめする、オーブン買い換えの際のポイントと、

買ったオーブンの感想をまとめたいと思います。
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今回わたしがこだわったポイントは3つ。

1・オーブン温度が300度まで上がること

2・天板2枚入れられること

3・容量30リットル以上

プラス、

・通常のレンジ機能 

 

最近のオーブンレンジは、スチーム調理機能や、

さまざまメニューが、レシピ通りに準備して入れるだけで完成する、というような、

便利な機能がたくさん!

しかし、

結局わたしには使いこなせないということもわかっているので、

「パンを焼くこと」を重視して選びました。

 

1について、

パンを焼くとき、オーブンをあらかじめ温めておいて、

高い温度の中に生地を入れ、一気に焼き上げるのですが、

家庭用のオーブンだと、頑張って予熱しても、

開けた瞬間に外気が入って一気に温度が下がると言われています。

業務用と比較して庫内が狭いので仕方ないのですが。

 

そのため、わたしはいつも、

できるだけ温度が下がらないように、

焼成温度よりも少し高めでオーブンを温めておきます。

 

なので、300℃でパンを焼くことはたぶんあまりなく、

焼きたい温度で安定して焼くための条件なのです。
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ちなみに、350℃まで上がる家庭用オーブンレンジもありますが、

わたしはそこまでは要らないかな、と。

しょっちゅう家でバゲットやカンパーニュを焼きます、という方なら必要かもしれないけど、

自分の現実的な使い方を考えて、300℃にしました。

それに300℃まで上がれば、正直バゲットもカンパーニュもいけると思います。

(実際の焼成温度は250℃前後なので)

(でも自宅ではなかなか焼かないし)

 

2と3について、

手のひらサイズの丸パンやベーグルを焼く場合、

全部は天板に載らないので、

二回に分けて焼くことになります。
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なので、二回目に焼く分が、

きちんと温度管理してあげないと発酵過多になってしまい、

良い状態で焼けないということがあるのです。

これが一回で全部焼けたらいいなといつも思っていたものでした。

 

また、2枚天板を入れるということは、

必然的に庫内も広くないといけない、ということで、30リットル以上を探しました。

 

その結果、購入したのは、こちら。

東芝の石窯ドームERーRD3000

2017年のモデルのようです。
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コンベクションオーブンです。

最終的に、2つの機種まで絞って、

あとは実物を見て、扉の開け閉めの感じや、

色のバリエーション、ボタンの感じなどを確認し、

ピンときたこれに決めました。

 

まあでも一番の決め手は、

「石窯」という言葉かもしれません…

使ってみたかったのです。

 

トースト機能は、

・ふつうのトースト

・スチームトースト

の2種類がついています。

 
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なかなかまだコツがつかめないのと、

今ストックしてる食パンが、いつもより厚切りなので、

トーストボタンだけでは焼き色が薄い感じ。

追加でグリル機能を使って焼いたり、

初めからグリルで焼くこともあります。

スチームも、いつかやってみたいな…

 

パンを焼くための条件を重視したわりには、

まだパンを焼いてないのですが、

そろそろストックも残り少なくなってきたので、

近々焼いてみようかと思います。

どんな感じに仕上がるか、今からとても楽しみです。

真地・パティスリー・ランヴォールの色鮮やかなスイーツ

前にシュガーホールの公演を観に行ったとき、

ホワイエでドリンクや軽食などが出されていたのですが、

そのときに、「ケーキ屋さんなのにパンもあるんだ」と、おぼろげに記憶していて、

ちょうど近くを通りかかったときに思い出して立ち寄りました。

 

パティスリー・ランヴォール
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ケーキの種類が豊富!

生菓子はもちろん、焼き菓子や、ラスクの詰め放題などもありました。

 

印象的だったのは、

他ではあまり見ないような、華やかなケーキが多いこと。カラフル!

 

シェフは製菓学校を卒業後、リゾートホテル等で勤めながら、

独学でフランス菓子の勉強をされたそう。

伝統菓子といわれる、オペラ、ミルフィーユ、エクレールやマカロン

それに加えタルト系や、ロールケーキなどのクリーム系もあり、

いろいろあって見た目が楽しい。

 

素材にはとてもこだわっているようです。

バターやクリームだけでなく、チョコやバニラビーンズまで。

最近こういうパティスリーふえたように思います。
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焼き菓子は県産素材を使ったものも多く、お手土産にもよさそう。
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 POPに書いてあるひとことも、いい味を出しています。

 

バゲットはソフトタイプ、粉はなんとVIRONのもの。

クラムは黄色みがかっていて、比較的詰まっているので、

サンドイッチなどアレンジに向いている印象でした。
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シュケットも、県内他では見たことない。

シュケットを出そうと思ったのがすごいと思う。

今度ぜひ食べてみたいなー。
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いくつか買ったケーキで、特に興味を引いたのは、南高梅のタルト。
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梅のタルトなんて初めて出会いました。

お店のお姉さんに聞くと、お客さんに梅をいただいて、それをピュレにしたとのこと。

だから、それがなくなったら終わり。今だけの限定だそうです。

 

味は、あんずのようなさわやかな甘味と酸味。

あんずのお菓子に目がないわたし、できれば定番になってほしいとさえ思いました。

タルト生地はココアで、酸味との相性がよかったです。

 

きょうのお店:

パティスリー・ランヴォール(真地)
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港川・ほうき星のカヌレ

先日カフェで雑誌を読んでいて見つけたお店。

カヌレの専門店、ほうき星
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カヌレはフランス発祥のお菓子。

外側がカリッと、中はもちっとした食感で、

味をたとえるなら焼いたカスタードのような感じ。

 

この、外側のカリカリ感が、湿気ですぐに失われてしまうので、

湿気の多い沖縄では扱いがなかなか大変なのではないかと思うのです。

パン屋さんでも、置いているところは少ないと思います。
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こちらのカヌレはひと口サイズの小さなカヌレ

プレーンをはじめ、いろいろな味が楽しめます。

でもやはり、一番人気はプレーンだそう。
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今回購入したのはこの4つ。

ちなみに、ばら売りは無く、4個、6個など、セット販売のみのようです。


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右上から時計回りに、

プレーン、ドラゴンフルーツとシークワーサー、パッションフルーツ泡盛

上のくぼみのところに、それぞれのフレーバーのソースが入っています。

 

パッションがおいしかった!

ソースに種が入っていて、フレッシュ感と酸味がさわやかでした。

そしてやっぱりわたしはプレーンかな。

カリカリ食感がたまらなく好き。

 

しかし、このミニサイズのカヌレ
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焼く作業はきっと大変なんだろうなあと察します。

カヌレを焼くときには、型にみつろうを塗るのですが、

型の細かなところまできちんと流し込まれていないと、あの香ばしさとカリカリ感は出ないと思うのです。

その型が小さいと、作業も細かくて手間がかかるだろうなと想像しました。

 

このお店がある、港川の外人住宅エリア。

いつ来てもこの雰囲気がいいなと思います。

青空と植物のグリーン、味のある建物。

わたしは古いものが好きなのかもしれません。
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きょうのお店:

ほうき星(浦添・港川)

http://houkiboshi.jp/

 

 

石垣・SEVEN BELLSのバゲット

先日石垣へ行ったときのこと。

カフェのお兄さんに教えてもらったお店。

SEVEN BELLS
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お兄さんいわく、シェフは以前ホテルでお勤めだったらしく、

カフェで出してるスコーンもこのお店のものですよ、他もおいしいですよ、

と言われ、そう言われたらやっぱり行きたくて。

そしたら午前中に行ってこの品揃え!

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この左側にもケース内にはパンがずらっと並んでおり、

甘いのから総菜系まで、種類がとっても豊富なのに驚きました。

 

そして、午前中早い時間なのにバゲットがある!

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フランスではもちろん朝イチで売っているのでしょうけど、

沖縄ではなかなかない。

 

旅の途中で、ひとりだし、迷ったけど購入。

 

気のせいか、ほんのりバターの風味がするような気がしました。

お腹空いていたからかもしれませんが。

クラストは香ばしく、程良くしっとりしたクラム。

そのままちぎっても、アレンジでも、

オールマイティーにいける感じ。

こういう感じのバゲットって最近なかった。

 結局半分はもって帰ってきて、リベイクして食べたけど、やっぱりおいしいー。
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そのバゲットを使った、ハムとチーズのタルティーヌもいただきました。

白ワインが飲みたくなった!

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ちなみに先述のお兄さん、札幌の方ということもあり、話が盛り上がって色々お話したのですが、印象的だったのは

「石垣は海もあるけど山もあって緑がある。宮古にもいたことがあるけど、石垣のほうがほっとする」という言葉。

なんかわかる気がした!緑も大事!

市街地を抜ければこんな景色が普通にある。

お天気良くなかったけど、自然にふれるのはやっぱりいいなと思いました。
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あと、石垣ではプルメリアをよく見かけました。

島の景色によく似合います。
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きょうのパン屋さん:

SEVEN BELLS(石垣市

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沢岻・ぱん屋ura.のお惣菜系パン

久しぶりにぱん屋ura.へ。

お昼時だったので、お惣菜系があったらいいなと思いながら行きました。

 

買ったのは、

キャベツとパンチェッタのピザ
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 見た目よりも塩気が効いていて、ボリュームもある。

ガーリックもきいて、これ、お酒にあう感じです!

 

店内やご夫婦のふんわりとした雰囲気とはうらはらに、

お惣菜系はしっかりとした味のものが多い印象です。

ずっと前に、ベーコンエピに出会ったときは、

30センチをゆうに超えるその大きさにも驚いたけど、

黒こしょうが他と比べて強めで、少し意外に思ったものでした。

あれ以来、なかなか出会えていないのですが。

もしかして毎日は出てないのかしら。

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いつもそうなのですが、

平日の昼間に行っても、ひっきりなしにお客様が訪れるのです。

客層も、家族連れや、男性おひとり様まで、さまざま。

幅広いファン層がいるのでしょうね。

大好きな食パンも、最後の1斤をギリギリで買うことができました。

(しかもわたし好みの6枚切り)

 わたしも仕事前に立ち寄って、

自分の分、食パン、お土産・・・と、袋二つ分にもなってしまいました。

すごーく悩んで絞り込んで厳選したんですけどね、つい。

 

 

きょうのパン屋さん:

ぱん屋ura.(浦添・沢岻)

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