沖縄パン日誌

作った、買った、食べた、沖縄のおいしいパンにまつわる記録。

Re Seigleのシュトーレンが進化していた件

12月になるとあちこちで見かけるシュトーレン

最近はすっかりおなじみになりました。

わたしは去年のおいしさに感動し、今年もRe Seigleで買いました。


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まずパッケージの封をきったときの、ふわっとしたラム酒のかおりに感動!

レーズンやいちじくなど数種類のドライフルーツを、時間をかけてラムに漬け込んだ風味が、生地全体にいきわたっている証拠なのでしょうね。

 

去年と比べて、その、レーズンやいちじくなどのフィリングがおいしい気がしました。

特にいちじくのプチプチ感がいい!

シュトーレンは薄く切っていただくのですが、そんな中でも存在感しっかりでした。

 

こちらが今年のフライヤー。素敵。

 
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先生にうかがった今年のこだわり。

それは、焼き上げ後に表面に塗る発酵バターを、ココナッツオイル(無臭)に替えたこと。

通常、焼きあがったシュトーレンには、表面に溶かしたバターを塗って、その上から粉砂糖でコーティングする、という、高カロリーのかたまりみたいなことになっているのです。でもそのおかげで長期にわたって保存がきいて楽しめるのですが。

その、溶かしバターをココナッツオイルに替えたことで、食べたときに、なんとなく重過ぎない感じがした気がしました。味はほとんど変わりないのに、いくらでも食べられそうな。(ある意味危険)

 

あと、注目すべきはマジパン。

詳細は秘密、ということなのですが、何かが練りこまれているようです。

先生の、マジパンへのこだわりはとても強く、昨年のパン教室では、「マジパンはぜひおいしいものを使って。おいしくないなら入れないほうがいい」とまでおっしゃっていました。

確かに、マジパンは存在感が強いので、その風味で全体の味にも影響が出るからなのでしょう。わたしも、シュトーレン以外でマジパンを食べたり使ったりする機会はないです。デコレーションケーキの上に載ってる人形とかも、あまり食べないし・・・

 

フィリングを、マジパンの一つひとつに練りこむという、気の遠くなるような作業。

おいしいシュトーレンをお客さまに食べて欲しいという、先生の思いが詰まっているような気がしました。

 

 
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これは去年のパン教室で作ったときの写真。

赤とゴールドで一気にクリスマスらしさが出ます。

 

ちなみに、マジパンに何かが練りこまれているのも今年からかしら?と思っていましたら、こちらは去年と同じだったそうで・・・気付きませんでした。

 

薄くスライスしているはずなのに、冷蔵庫のシュトーレンもあとわずか。残りも大事にいただきます。そして来年もどんなシュトーレンがいただけるのか、今からすでに楽しみです!