沖縄パン日誌

作った、買った、食べた、沖縄のおいしいパンにまつわる記録。

ベーグルについて

自他ともに認めるパン好きなわたしが、

唯一あまり手が伸びないもの。

それが、ベーグル。

 

前はそんなことなかったのですが、

理由をいろいろ考えてわかったののです。

 

自分でよく焼いていて食べ飽きたから。

そして、

たぶんそれが結構おいしくて、自分の好みだったので、

お店で売ってるベーグルに魅力を感じなくなってしまったから。

 

確かに、ひとにあげて一番評判がいいのもベーグルなのです。

そうか。そうなのか。と納得してしまいました。

 

 

ベーグルの特徴は、焼く前に生地をゆでること。

ゆでて表面を固めてしまうことで、

それ以上膨張できなくなって、

生地が閉じこめられて、あの独特のぎゅっと詰まった感じの食感に仕上がるのです。

 

最近よくパン屋さんでベーグルを見かける気がするのです。

なぜですか。流行ってるのですか。

専門店じゃないと、わざわざベーグル焼くのって手間じゃないのですか、と聞きたくなります。

成形も独特のリング型だし、

お湯もわかさないといけないし。

 

あまりに見かけるので、

実は最近いくつか食べ歩いてみたのですが、

やっぱり、自分で焼くことにしました。

(前置きが長い)

 

今回は、先日TOMIZで手に入れた、

とかち野酵母と、はるゆたか、

そして、伊江島の小麦粉(全粒粉)をブレンドしました。
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酵母は、粉に直接混ぜ込むのではなく、

活性化させるための「予備発酵」という作業をします。

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わかりやすく言うと、

酵母をぬるま湯につけて目を覚まさせて、

ごはん(糖分)をあげる作業。

ぶくぶくふくらんでくるのですが、

これをただ見てるだけで楽しい。酵母の働きってすごい。

ふくらむ前と、
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ふくらんだ後。
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さくらんぼからおこした酵母なので、

ぶくぶくしてる間も、気のせいか、

いつもの酵母よりフルーツっぽいさわやかな香りのように感じられました。

 

実はベーグルを作る作業は、自分で焼くパンの中で一番好きだったりします。

特に成形。

生地がべたついてると、リングのつなぎ目をきれいに閉じられないのですが、

これがうまくいって、ゆでてもはずれなかったらそれはもう感動ものです。

逆に、閉じ目が甘くて、ゆでたときにはずれてしまって、

モスラみたいになることもあります。笑

 

焼きあがりがこちら。
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新しいオーブンで初ベーグルだったので、

温度加減がいまいちつかめず、

もう少し焼き色つけてもよかったかなと思いました。

 

味は完璧。

もう少し、あのむぎゅっとした食感を出したいのだけど。
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結局、ある程度いい粉を使えば美味しくなるのでは、

という気もしてきますが、真相は不明。

次は温度上げて一気に焼きます。