沖縄パン日誌

作った、買った、食べた、沖縄のおいしいパンにまつわる記録。

【ようやく出会えた】菓子工房mimiのあんずのタルト

何度か訪れても

いつも売り切れだった

菓子工房mimiの

あんずのタルト。

 

ようやく出会えましたー!
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甘酸っぱくて、

とってもおいしい!


あんずはシロップ漬けなのですが、

夏のほんの少しのあいだは、

生のあんずを使うそうですよ。

 

過去記事も

参考にどうぞ。

チーズケーキも

おいしいのですよ。

breadokinawa.hatenablog.com

 

今年こそ

生あんずのタルト

買いに行きたいな。


きょうのお店:

菓子工房mimi(浦添・城間)

※詳細は上記過去記事から!

リスドォル配合して食パンを焼く

ひさびさの食パン。

配合を少し変えて、

気まぐれに買った、

「リスドォル」を入れてみます。

 

「リスドォル」とは、

準強力粉とか、

フランスパン専用粉

なんて呼ばれたりしますが、

普通の強力粉よりも

タンパク質の量が少なめ。

 

さっくりした食感になるかな、

と予測して、やってみます。

 

 

今回も手ごねで、

粉に水分をなじませていきます。
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10分くらい混ぜて、

発酵させます。

 

発酵前
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1時間後。

全体がふわっとしてきた。

パンチをして

一度空気を抜いてあげます。
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生地が伸びるようになってきました。
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さらに1時間後。

泡をいっぱい抱き込んで

さらにふわふわ。
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これで終了。

台に取り出します。
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パンチして、

少し休ませて、

成形します。

あまりさわりすぎないように

でも気泡も均一になるように。

 

発酵前

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1時間後。

えっもうこんなに?!

と思うほど、

一気にふくらみました。
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オーブンに入れ、

230度で18分、

220度で4分半焼きます。

焼き上がりがこちら。

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いい感じに焼けました。

ホワイトラインのところ、

生地が頑張って伸びたんだな、

とわかる感じが、

なんとも愛らしい~

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断面はこちら。
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これをトーストにするわけですが、

予想大当たり。

さくさく食感がたまらない!
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何もつけなくても

そのまま食べちゃいました。
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リスドォルいいかもしれない~

しばらくこの配合にはまりそうです。

【まとめ】porteパン特集に登場するパン屋さん

porteのパン特集を読みながら、

ふと、

掲載されてるお店のブログ記事、

どれくらいあるかな、

と思って、

まとめ作ってみました。

 

ぜひporteを片手に、

誌面とは違う目線で

読んでみてください!

 

porteについてはこちら↓

 

「島麦かなさん」

自分でも粉を買って

食パンを焼いたりしているので、

いくつか記事がある中から

こちら。

 

今年の麦うまちーも

5月15日に開催されるみたいですね!

昨年の様子はこちらから。

 

町の新顔パン屋さん

そして

この3年あまりのあいだに、

こんなにパン屋さんが。

プレタポルテ

こちらも好きで何本か記事あり。

 

 

最近は早朝営業のお店も

ふえてきました。

こちらは6時半から開いてます。

 

先日行ったばかりの、

本部町にあるお店。

 

南部にも。

 

定番パン屋

こちらは、定番すぎて、

パンのみピックアップした

記事が多めでした。

 

いつの間にか

店舗拡張して驚いた、

おとなりや。

 

内田製パン、

塩味のプレッツエルをご紹介。

 

MAYBE BAKERY、

甘いパンもいいけど

食事系も充実。

米粉を使った豆パン好きです。

 

今や定番・いまいパン

識名園の食パンも

食べたいなあ。

 

Stay Goldも

インスタでよく見かけます。

 

スーリールは

最近めっきり行けてない!

行きたいぞ!

 

カイトももうほんとうに定番ですね。

 

そして、宗像堂。

 

イートイン

プラウマンズの

アーサのフォカッチャ好きなんですよね。

 

あのお店の、あのパン。

並べて比べるの楽しい!

図鑑みたい!

 

ということで、

思ったより関連記事が

多かったなという印象でした。

 

まだまだ

行けてないお店もあるので、

感染対策もして、

おいしいパンを探しに行きたいな!


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パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)
パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)

 

本部・THE KEY BAKERY のパンオショコラ

先日発売された、

porte最新号は、

久々のパン特集!
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前回のパン特集は

こんな表紙でした。

ちらっと私も登場しています。

breadokinawa.hatenablog.com

 

まだ行ったことのないお店も

いくつかあったので、

やんばるは本部町まで

足を伸ばしてみました。

 

THE KEY BAKERY。

白と黄色の看板に、

ナチュラルな雰囲気の外観が

印象的です。

 

表には

イスとテーブルもあり、

こちらでもいただけるようです。

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ショーケースには

甘いパン、おかず系、

ハード系もあり、

種類豊富で目移りしてしまいます。
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わたし一番のおすすめは

パンオショコラ!
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何層にも巻かれた生地は、

バターの風味がよく、

チョコとのバランスも絶妙。

デニッシュ系は間違いないです!

 

ほんとうは

ハード系も買いたかったけれど、

この日何件も回る予定だったので、

おいしいうちにいただける量に

と思って、

今回はがまん。

近いうちまた行きたい!

 

ちなみに、

お店のある本部町といえば、

沖縄美ら海水族館が有名。

お店からも車で10~15分くらいです。

 

なんですけど!

 

水族館って、

「海洋博公園」の中にある

一施設で、

公園内には、

ほかにも見どころがたくさんあるのです。

 

公園内で、

水族館よりも南側にある、

熱帯ドリームセンター周辺。

研究目的でいろいろな植物、木々が植えられ、

遊歩道も整備されています。

グリーン大好きなわたしには

いるだけで楽しい場所!

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↑この写真の右手、

柱が二本立っているあたりには、

子ども用の遊具があるのですが、

これがまた充実しているのです!

 

コンパクトに、滑り台や、

アスレチックみたいなネットがあり、

たぶん海をテーマにしているんです。

 

それを象徴するのがこちら。

二本立っている柱の中から上をのぞくと、

こんな景色が!

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まるで水中にもぐったかのような

幻想的な気分になります。

これほんと感動します。

 

遊具のまわりには

ベンチなどもあるので、

パンやお弁当を持って

ピクニックしたら絶対楽しいはず!

 

きょうのお店:

THE KEY BAKERY (本部)f:id:mutsumin33:20220422092915j:image

恩納村谷茶・パンの耳

やんばるに出かけた帰り、

ちょうど営業日だと知って、

高速には乗らずに、

58号線を南下して

寄ってみました。

 

OISTに向かうようにして、

途中の小道を進んでいきます。

 

見つけた!

パンの耳!

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看板は見つけましたが、

入口がわからず、

しばらくうろうろ。

なんと、

お店はアパートの一室でした。

 

初訪問では

なかなか開けるのに

ハードルが高いですよね。f:id:mutsumin33:20220417184200j:image

 

勇気を出して、

とびらを開けるとそこには、

落ち着いたディスプレイの中に

パンがずらりと並んでいました。
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国産小麦や、

オーガニック素材にこだわって

作られているそうで、

粉もこんなふうに

並べていました。f:id:mutsumin33:20220417184223j:image

こういうの好きー!

ずっと見ていたい!

同じ粉でも

品種によって色味が違ったりするのですよ。

ただの白い粉じゃないのです。

 

いくつか購入した中で、

一番のお気に入りは、

あんことクリチ。

スライスされたミニサイズ。
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名前のとおり、

あんことクリームチーズ

巻き込まれています。

 

なにより、

生地の柔らかさに感動ー!

もっちりしていて

生地そのものがおいしかった!

 

自分で焼くパン以外で、

こういうやさしい感じのパンをいただくの、

久しぶりだった気がしました。

 

そして

あんこと塩気の相性を発見した人

ほんとうにえらいと思う。

クリームチーズとも合うのですね!

 

ちなみに、本来は

ミニパウンド型くらいの

長方形サイズが

通常のようでした。

 

新しいパン屋さんを開拓するとき、

いつも思うのは、

パン屋がなければ

行くことさえなかっただろう

景色に出会える楽しさがあること。

今回もまさにそうでした。

おもしろかった!

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きょうのお店:

パンの耳(恩納村谷茶)

https://www.instagram.com/pannomimi_okinawa/

ガトーショコラを18センチ型で焼く

いつもより大きめ、

18センチ型で作ります。

15センチで作った過去記事もどうぞ。

breadokinawa.hatenablog.com

 

完全に油断したのが

卵白の泡立て。

2個分なら手でいけますが、

3個分はきつかった!

それなりに立てたけど、

ちょっと立て方甘かった気がするー
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でも結構頑張ったのよー。


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それなりにふくらんだけど、

やはりもう一声、

という気がしました。

 

断面はこちら。

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チョコレート生地と

メレンゲの合わせ方も

むらがあったのでしょう、

大きな気泡が残った跡が。

多少たたいて

気泡をつぶしてあげたらよかったかな。

 

また、

底面が平らではなく、

まるで一回り小さいリングで

火が入らないようにしたかのような、

円形のへこみが。

何なんだろう。

 

いずれにしても、

原因はメレンゲのような気がします。

味はよかったです!

 

試食にお付き合いいただいた、

職場のみなさま、

ありがとうございました!

【番外編】喜如嘉の芭蕉布のはなし

前回の記事で

やんばるは大宜味村喜如嘉で出会った

お菓子と手しごとについて

紹介しましたが、

喜如嘉でやはり外せないのは

芭蕉布

 

芭蕉布会館を訪ねると、

作業工程を紹介する

約15分の映像があって、

それをわたしは2回も観てしまいました。

それでもまだ足りず、

スタッフの方に色々聞いたりして、

あまりに興味深く、

感動したので、

少しでも多くの人に知ってほしいので、

改めてご紹介したいと思います。

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芭蕉布は、

芭蕉という植物の皮の繊維を

糸に紡いで

それを織って布にする、

という工程で作られます。

 

会館や集落内、

その周辺には、

芭蕉の畑がいくつもあります。

3年育てた芭蕉を使うので、

生育年数に応じて

収穫する畑を変えていきます。

 

会館のすぐ隣にも、

大きく育った芭蕉の木が。

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ちなみに、

バナナに似ていますが、

バナナは「実芭蕉」というそうです。

同じ仲間なんですね。


芭蕉の皮を剥ぎ、

外側から内側にかけて

4層に分けてまとめていきます。

外側ほど繊維が固く、

内側にいくほどやわらかい。

着物に使うのは外から数えて3番目。

それより外は、

テーブルセンターやネクタイなどになる。

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収穫したら、木灰汁で煮て、

繊維をやわらかくする。

 

この、「煮る」作業は、

布に仕上げるまでに節目ごとに

何度も行われる作業。

そのたびに乾かして、

織ってからは、

半乾きのうちに引っ張って伸ばして

長さを出したりもするそうです。


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そうして、繊維を裂いたり、

しごいたりして、

細い細い繊維を、

一本の糸に紡いでいきます。

 

育つ畑によって、土壌の違いや、

あと海に近い場所だと固くなりがちなので、

100本の糸芭蕉を倒しても、

着物2着分ほどしか作れない。

2着って…

だからなおさら

畑もたくさん必要なんだろうな。

 

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色や太さが

均一になるように見極めて、

小さな結び目で糸をつないでいくその作業は、

映像で見てもまさに熟練の技。

どこがつなぎ目かわからないほど、

なめらかな線になっていくのです。


ちょうど、

「ちむどんどん」の中でも、

優子を演じる仲間由紀恵さんが、

糸を紡ぐシーンがありました。

 

「ベテランでないとできない作業」

と、

会館の方が話していたので、

優子さんも長く芭蕉布づくりをされているのかな、

なんて想像しました。


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布つくりって、どうしても

織りがメインのように思われるけど、

芭蕉布は、

糸づくりのほうが

工程がずっと多くて長い。

半年くらいかけて、

ようやく糸になるのです。

気が遠くなりそう!

 

こんなことを知った後で、

織られた反物や着物を見ると、

かかった時間や手間、

苦労まで詰まっているように感じられます。

 

これからもずっと残ってほしいと思うけど、

軽々しく無責任に言ってはいけないようにも思いました。

だって力仕事だし、根気もいるし、

あと糸芭蕉が台風とかでだめになることもあるから、

自然との付き合いもある。

だからせめて、

素晴らしい手しごとだということを

多くの人に知ってほしいなと思うのです。

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今年は沖縄本土復帰50年の節目、

それを機に当時を振り返ったり、

沖縄のいろいろな側面を紹介する番組、

雑誌など、よく目にします。

もちろん

「ちむどんどん」もそうですね。

 

そういったものをとおして、

多くの人に、沖縄のいろんなことに

ふれてほしいなあと

心から思ったのでした。

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【おまけ】

そういえば、

前に紹介したオクラレルカ。

 

職場にいるやんばる出身の方に

お話を聞くと、

いまオクラレルカが植えられているところは、

昔はビーグの畑だったそうです。f:id:mutsumin33:20220414204206j:image

 

だんだんほかの作物や、

それこそ

クラレルカにとって代わっていったのは、

畳の需要が減ったからでは、

とのこと。

 

そんなふうに、

かつてあった景色に思いを重ねると

タイムスリップした気分になって、

面白いなあと思いました。
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そして、

「いぎみてぃぐま」で購入した

お皿。

大きさやくぼみの感じが絶妙で、

買ってから毎日使っています。

見た目はごついけど、

軽いから扱いやすいのです。
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また行きたいなー。

泊まってのんびり

やんばる巡りしたいです。


参考リンク:
www.vill.ogimi.okinawa.jp