以前パン屋で販売のバイトをしていたのですが、シェフのバゲットがとてもおいしかったのです。気泡の入り方とか、水分量、焼き色とか、沖縄で一番好きだった。
その後シェフは独立して、でもお店閉めたみたいなので食べられないのが残念。
バゲットって、レストランとかでも出てきますけど、おいしすぎるバゲットは、レストランの料理には合わないと思う。
なぜなら、料理に合わせるパンは、料理を引き立てないといけないと思うのです。シェフのバゲットは、料理に合わせるには、主張が強いバゲットだったのではないかと。だからかどうかわからないけど、あまり卸用には売っていなかったのはそのせいかな、と思った。
カスクルートとか、パンが主役になる調理パンにするなら、フィリングと合わせてそれはそれはおいしくなるし、そもそも、おいしいバゲットはもうそれだけで成立している。
最近では、料理を作る段階から、パン屋と相談して、お互いに引き立て合うものを作るお店なども都会にはあるそう。それってとてもいいなと思う。
いまのお気に入りバゲットは、わたしの先生が焼くバゲット。買って、家まで我慢できなくて、途中の公園でかぶりついてしまった。