自他ともに認めるパン好きなわたしが、
唯一あまり手が伸びないもの。
それが、ベーグル。
前はそんなことなかったのですが、
理由をいろいろ考えてわかったののです。
自分でよく焼いていて食べ飽きたから。
そして、
たぶんそれが結構おいしくて、自分の好みだったので、
お店で売ってるベーグルに魅力を感じなくなってしまったから。
確かに、ひとにあげて一番評判がいいのもベーグルなのです。
そうか。そうなのか。と納得してしまいました。
ベーグルの特徴は、焼く前に生地をゆでること。
ゆでて表面を固めてしまうことで、
それ以上膨張できなくなって、
生地が閉じこめられて、あの独特のぎゅっと詰まった感じの食感に仕上がるのです。
最近よくパン屋さんでベーグルを見かける気がするのです。
なぜですか。流行ってるのですか。
専門店じゃないと、わざわざベーグル焼くのって手間じゃないのですか、と聞きたくなります。
成形も独特のリング型だし、
お湯もわかさないといけないし。
あまりに見かけるので、
実は最近いくつか食べ歩いてみたのですが、
やっぱり、自分で焼くことにしました。
(前置きが長い)
今回は、先日TOMIZで手に入れた、
とかち野酵母と、はるゆたか、
酵母は、粉に直接混ぜ込むのではなく、
活性化させるための「予備発酵」という作業をします。
わかりやすく言うと、
酵母をぬるま湯につけて目を覚まさせて、
ごはん(糖分)をあげる作業。
ぶくぶくふくらんでくるのですが、
これをただ見てるだけで楽しい。酵母の働きってすごい。
ふくらむ前と、
ふくらんだ後。
ぶくぶくしてる間も、気のせいか、
いつもの酵母よりフルーツっぽいさわやかな香りのように感じられました。
実はベーグルを作る作業は、自分で焼くパンの中で一番好きだったりします。
特に成形。
生地がべたついてると、リングのつなぎ目をきれいに閉じられないのですが、
これがうまくいって、ゆでてもはずれなかったらそれはもう感動ものです。
逆に、閉じ目が甘くて、ゆでたときにはずれてしまって、
モスラみたいになることもあります。笑
焼きあがりがこちら。
新しいオーブンで初ベーグルだったので、
温度加減がいまいちつかめず、
もう少し焼き色つけてもよかったかなと思いました。
味は完璧。
もう少し、あのむぎゅっとした食感を出したいのだけど。
結局、ある程度いい粉を使えば美味しくなるのでは、
という気もしてきますが、真相は不明。
次は温度上げて一気に焼きます。