これも厳密にはパンと言っていいのかわからないけど、
マレー語でパンはrotiだから、ご紹介。
マレーシアは、マレー系、中華系、インド系など多民族で構成されている国で、宗教、文化はもちろん、食も多彩な国です。
これはインド系の食べ物、roti canai(ロティ チャナイ)。
クレープみたいな感じで、カレーにつけて食べます。
たいていこんな風に屋台風の食堂で食べられます。
お兄さんが生地を台に打ちつけて伸ばしています。写真では早くて写ってないのですが。
このパフォーマンスを見るのも楽しい。
お店によって生地が厚かったり、いろいろです。
ドリンクはぜひteh tarik(テ タレ)で。
コンデンスミルクを入れた甘い紅茶で、辛いごはんに合います。
teh=お茶、tarik=引く、ひっぱる、という意味で、ポットからグラスに注ぐときに、高いところからひっぱるみたいな動きをするので、この名前がついています。でも、普通の食堂(kantin)では、上の写真みたいに、すでに注がれたグラスが出てくることがほとんどですけどね。
マレーシアでは、コーヒー(kopi)も紅茶も砂糖入りが基本なので、砂糖なしにしたいときは「tanpa gula(タンパ グラ)(お砂糖なし)」もしくは、「kopi kosong(コピ コソン)」というとよいです。kosong=(数字の)ゼロという意味。マレーシアに行ったら、ぜひローカルに混じって食事に挑戦してみてくださいね。