先日、県内でパン屋・ケーキ屋を経営する会社が倒産したという記事を新聞で見つけました。
むかし働いたことがあるお店だったので…ちょっとさみしい気もしています。
だけど、人口に対してこれだけ多くのパン屋さんがあり、
こだわりをもったお店もふえ、
遠くまでパンを求めて食べ歩く人がいたり、webで感想も簡単に書いたり見たりできるようになって…
自分の焼きたいパンを焼きつつも、こういった流れに敏感に反応して、
対応していかないと淘汰される時代になったのかな、と感じました。
沖縄とパンの歴史
(※2004年からみてきた個人的観点)
これまで:
アメリカ文化の影響を受け、パン食が幅広い世代で受け入れられていた。
特にわたしにとって衝撃だったのは、マックでおばあちゃんくらいの世代の方たちがゆんたくしていたこと。
ハンバーガーとか食べるんですね!、とびっくりしたのを覚えています。
この10年くらい:
内地で修行した人が独立開業したりして、パン屋さんがどかーんとふえた。
天然酵母、外人住宅、カフェなどといったキーワードとともに、
県外からも、沖縄のパンが注目されるようになり、
わざわざパンを買いに来たという人まで現れるようになる。
この1年くらい:
こじんまりとした店舗か、もしくは、
店舗を持たず、雑貨屋さんやイベントへの出店、販売日限定というお店がふえた気がします。
注文販売とかでのんびりやっている人も多い。
この数年で、イベントも飲食だけでなく、手作り系もずいぶんふえましたしね。
こんなふうにやっている方は、子育て女性とかが多いのかしら?とも思います。
自分の生活にあったペースでつくっている人が多いのでは。
内地では、まだ多くはありませんが、
人材不足に対応するため、機械導入など設備投資を始めたお店もあるそうです。
ただでさえ重労働のパン業界、好きじゃないと続けるのはなかなか難しいと思います。
パン業界にも働き方の変化の波が来ているのかもしれません。