パンに合うもの、ということで、
やんばるでのコーヒー収穫体験の記録。
cookhalのワークショップで、今回滑り込みで申し込みできました。
ずっとやってみたかったのです。わーい!
コーヒー園での収穫から。
コーヒーは日光や風に弱いので、
ヘゴの木などのシェードツリーに囲まれて栽培されています。
今回訪れたコーヒー園も、
地形的に谷間になっていて、
風の影響を受けにくいので、栽培に向いているとのことでした。
元はみかん作っていた場所なんですって。
1本の木から3、4キロ収穫できるそうなのですが、
その30%は完熟していなかったり、良くない豆で、
収穫しても精製の過程で取り除かれたりして、
結局、1キロの豆から100グラムしか製品にならないそうです。
びっくり。気が遠くなる。
鈴なりにびっしりと実がなっている木の枝から、
赤く熟した豆を探します。
この実のつき方もおもしろい。
まるで宝探しみたいで夢中になった。
カップ1杯分を収穫します。
これで約1杯分のコーヒーになるそう。
豆を水の中に放って、沈んだ実だけを使います。
この時点で豆の数は約半減。
うそでしょー!、という気分になる。
実の中から種を取りだして、
水洗いし、乾燥機にかけて、薄皮をとばすと、
かさも減るのでさらに減ってしまった気分になる。
切ない。
焙煎します。
網であぶって乾燥させてから、焙煎機に入れ替え、
ひたすら火の上で振ります。
無心になれるこの作業は大変だけど嫌いじゃない。
仕上がりがこちら。
カップの底にちょこんと。
あれだけ頑張って収穫したのに…
そして、最終的に粉になったのは、なんとわずか7グラム。
淹れるとカップ半分ほどにしかならない量。
普段100グラムとかで粉を買ってるわ、と思うと、飲むに至るまでの道のりはなんて果てしないんでしょう!
ランチをはさんで、いよいよいただきます。
わたしの7グラムの豆は、
淹れたら色が薄めだったけど、
味は苦みもありながら、すっきりした後味で飲みやすかったです。
このあと、産地別のコーヒーで味の違いを飲み比べたり、
スペシャルなエスプレッソもいただきました。
自然にたくさん触れ、コーヒーのこともいろいろなお話が聞けて、
本当にいい経験で楽しかった。大満喫の一日でした。
帰りにファーマーズで、
八重岳ベーカリーのしょうがパンを購入。
意外なほどぴりっと、しっかりしょうがの味がします。
【おまけ】
コーヒー園に残っていたみかんの木、
ちょうど実がたわわになっていて、
ひとつずついただきました。
無農薬で、とってもおいしかった!