沖縄パン日誌

作った、買った、食べた、沖縄のおいしいパンにまつわる記録。

行ってきました「沖縄麦うまちー2024」~麦のはなし

うりずんの季節が過ぎ、

梅雨に入ったころのお楽しみといえば、

小麦の収穫をお祝いする

「沖縄麦うまちー」。

今年も行ってきました!

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過去の記事もどうぞ↓

沖縄麦うまちー2023 - 沖縄パン日誌

【行ってきました】沖縄麦うまちー2022 - 沖縄パン日誌

行ってきました「沖縄麦うまちー2021」 - 沖縄パン日誌

行ってきました「沖縄麦うまちー」 - 沖縄パン日誌

 

簡単に復習すると、

・「沖縄麦うまちー」とは、小麦の収穫を祝うイベント

・無農薬栽培で作られる県産小麦、

「島麦かなさん」を使ったパンやお菓子、

そばやビールまで(!)楽しめる

うるま市伊計島などで「島麦かなさん」の栽培がさかん

 

この日は朝から雨模様。

屋根があるとはいえ、屋外のイベントには

なかなか厳しい状況ですが、

スタート前からすでに大行列!

この数年で一番の賑わいでは、

と思うほどの人・人・人。

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今年は19の出展者。

昨年よりもふえていました。

 

オープニングセレモニーでは、

うるま市長のご挨拶や、

収穫に感謝する祈りの祭事、

そして、

沖縄県麦生産組合の皆さんから、

生産量の報告、商品化への取り組みについての

お話がありました。
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↑組合の仲里進さん

 

今季は豊作だったそう!

小麦粉の種類別では、

めん類に向く、「中力粉」が一番多かったそうです。

(ちなみに、強力粉=パン、

薄力粉=クッキーやお菓子、に向いています)

 

組合では、

安心して味わえる無農薬栽培に取り組んでいて、

それは、単に味や栄養面だけでなく、

自然環境の保全や、粉文化の継承から、

地元でとれたものを食べる喜びを伝えたい、

という思いから。

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↑チラシ裏面の立派な麦畑は、

仲里さんの畑!

 

商品化のおはなしは、

組合の金城太生郎さんから。

 

商品化にあたっては初期のころから、

うるマルシェさんとともに取り組んできて、

粉の販売も行っていることから、

うるマルシェが、

かなさんの発信基地的な役割もしているそうです。

わたしも粉を買うのはいつもここ。

 

今ではいろいろな商談の機会があるけど、

地元の穀物や、雇用も大切にしたい、

地域の経済を循環させたいとか、

そういった熱量がマッチする企業さんだと、

いい商品づくりにつながっていく、のだそう。

納得ー!

 

まだまだ生産量をふやしたい!

そのための課題もたくさん、とのお話でしたが、

少しずつ、着実に歩を進めている印象でした。

セレモニーのあと、

仲里さんや金城さんに直接お話を伺うことができて、

他にもいろいろなことを教えてくださいました。

(お忙しい中ありがとうございました!)

 

毎年来ている麦うまちー。

今までわたしは

最終的な「消費」の部分しか見ていなかったけど、

材料に注目すると、

どんな土地で作られているのか、

それはどんな栄養価があるのか、

作っている人はどんな環境

(経済的な面も含めて)なのか、

など、

もっと興味を持ちました。

 

こういう取り組みを

もっと多くの人に知ってほしいし、

関わっている人もつかう&食べる人も

みんながハッピーになれる仕組みになっていったらいいな、

と思いました。

 

もちろん、しっかり買い物もしたのですが、

長くなってきたので、

次の記事でご紹介します!

 

【おまけ】

「島麦かなさん」についての過去記事もどうぞ↓

【島麦かなさん】全粒粉の食パンを焼く - 沖縄パン日誌

島麦かなさんを使った食パンで思ったこと - 沖縄パン日誌

沖縄県産オーガニック小麦「島麦かなさん」とは - 沖縄パン日誌

島麦かなさんでベーグルを焼く - 沖縄パン日誌