職場の同僚で、
おいしいお店に詳しい方がいるのですが、
ある日、
昔からあると思われるお菓子屋さんに、
「クリームホン」
というクリームが入ったお菓子があり、
素朴で懐かしい感じがする、
という話になって、
近くを通ったときに行ってみました。
そのお店は、
宇栄原団地近くにある、
城間和洋菓子店。
知らなければ
通り過ぎてしまうかもしれない、
ひっそりとしたたたずまい。
平日の午後早い時間、
ケースには
色とりどりのケーキがいっぱい!
そしてびっくりするくらい安い!
昭和か平成初期に
タイムスリップでもした気分になります。
そして、
噂のクリームホンは
すみっこに、
でも山積みになっていました。
職場におみやげに買っていきたくて、
店主のおじさんに、
「11個ください」と言ったら、
「えー」と、
あからさまに嫌な顔をされたのです。
ちょっとびっくりしたんですが、
よくよく聞くと、
「近所の中学生が買いにくるから、
中学生はお金ないから、
取っておいてあげたい」
から、
だそうで、でも結局
「10個でいいね?」
と、わりとたくさん買わせていただきました。
おじさん優しいなあ。
そして10個と11個って
あんまり変わってないけどね、
とも思いましたが、笑
職場でみんなでいただきました。
クリームホンは、
筒状のクッキー生地の中に
クリームが入っているのですが、
外観は2種類あって、
チョコ全面のものと、
チョコは端っこのみで、
アーモンドなどがトッピングされたもの。
こちらはチョコ全面タイプ。
昔こどものころに
こんなお菓子食べたなあと
懐かしくなる素朴な味。
一緒に行った方が
アップルパイをおすそ分けしてくださいました。
こちらもおいしかった!
リンゴごろごろしてた。
店主のおじさんと色々お話したのですが、
もう20数年間、値上げもせず、
消費税もとらずにやっていること。
14時には娘さんが手伝いに来てくれること。
こんなにたくさん種類があるけど、
全部自分ひとりで作っているから、
閉店してからの仕込みが大変、
などなど、
お店が長い間地元で愛されてきたことが
わかるような気がしました。
ちょっと耳が遠いのか、
わたしもおじさんも
大声を張り上げながら
お話しました。
この時ケースにあった、
オムレットが食べたくて、
後日土曜日に伺ったのですが、
油断して15時過ぎに行ったら、
まさかの行列。
あの日ケーキでいっぱいだったショーケースには
もう2,3種類しか残っていませんでした。
オムレットももちろん無くて、
また次回、
今度はもう少し早い時間に行ってみようと思いました。
きょうのお店:
城間和洋菓子店(那覇市宇栄原)
小禄宇栄原郵便局のお向かいです