沖縄パン日誌

作った、買った、食べた、沖縄のおいしいパンにまつわる記録。

いまいパン古島店のカトルカール

年が明けて、1月7日からプレオープンしていた、いまいパン古島店。

行ってきました。
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いつもfacebookで見ていて気になっていた、

やんばるシークヮーサーのカトルカール
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上にかかったアイシングがカリッとしていて、

口に入れるとシークヮーサーのさわやかな酸味がふわっと広がります。

きめ細かい生地で、ほどよくしっとり。

自分で作るとなかなかこんなにきれいにいかない。

 

カトルカールとは、

フランス語でquatre-quarts

4分の4という意味。

バターケーキの一種です。

 

基本は、ケーキの材料である、

小麦粉、バター、卵、砂糖

の4つを、同じ量だけ使って作るもの。

現在では少しずつアレンジされたりして、

具材を入れたりしたものも。

いまいパンでも数種類ありました。

 

時間帯にもよると思うのですが、

本店と比べて、古島店はお菓子が充実しているように思いました。

すぐ近くには公園や、川沿いに桜の木があったり、

穏やかな雰囲気の中にある、街のパン屋さん、という感じです。

 

きょうのパン屋さん;

いまいパン古島店(那覇・古島)

 https://imaipain.com/

沢岻・ぱん屋ura.のクイニーアマンと甘いパン

「クイニーアマンが食べたいの」

という友達のリクエストに、

私のパン屋データベースの中でヒットしたのが、

食パンがおいしいぱん屋ura.でした。

 

クイニーアマンは、フランス西部・ブルターニュ地方のお菓子で、

デニッシュのようなバターたっぷりの折り込み生地を丸く成形して、表面を飴状にカリカリに焼き上げたもの。

 

ブルターニュ地方といえば、海が近いので、中の生地が少し塩気がきいているものもありますね。

ちなみに、これも一時期流行った塩キャラメルも、このブルターニュ地方が有名でした。

 

ガツンと甘いパンが食べたいときにいいけど、クイニーアマンをレギュラーで出すお店はあまりないんですよね。

 

平日の午後に行きましたが、次から次へとお客様が途切れませんでした。

 

隣でクイニーアマンと、ほかに何にしようか悩んでいる友達の横で、わたしが購入したのは、

胚芽チョコ
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ころんとした、バターロールくらいの大きさ。

 

超個人的な感覚だけど、

チョコが入ったパンって、

甘さのせいか、パンチが強いのが多い気がするのですが、

このパンは違って、チョコチップたっぷりなのに、なんだか素朴な味。牛乳とよく合います。

飽きずにぱくぱく行ける。

子供のおやつによさそう。

ちなみに卵不使用だそうです。

 

そして、ミニクロワッサン。
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これは間違いないですよねー。

甘くておいしい。

 

帰ろうとした頃、

ちょうど食パンが焼き上がり・・・

幸せな香りに包まれました。

いつかあの食パンを、生食パンのように、スライスせずにちぎって食べてみたいと思ったのでした。

いつもは普通の食パンを買うけど、

今度は胚芽食パン買ってみようと思います。

 

あと、目的だったクイニーアマンも、生地サクサクでおいしかったです!

 

 

きょうのパン屋さん:

ぱん屋ura.(浦添・沢岻)

 https://s.tabelog.com/okinawa/A4703/A470404/47010339/

天久・Le Cuipのパン・オ・フィグ

わりと近くなのでよく行くお店、

Le Cuip。

好きなパンはいろいろあるのですが、

久しぶりに買ったパン・オ・フィグ。
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いちじくのパンって、実の形を模してこんなふうな感じで売られているお店が多いのですが、

Le Cuipのフィグは、くっきり、きれいに割れているのが特徴。

角もよく焼けているので、香ばしいのです。

ハード系のパンは、こんなふうに、よく焼き色がついたのが好みです。

フランス語でいうところの、bien cuitな感じ。

 

お酒にも合うし、カマンベールとも合いそう。
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ちなみにもうひとつ、

こちらのパンでとっても好きなのが、レザンレザン
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レザンとは、フランス語でレーズンのこと。

レーズンがこれでもかと入った、ずっしり重みのあるパン。

生地よりもきっとレーズンのほうが多いと思う。

これも、角がガリガリしていて、食べ応えあります。

次はレザン買いに行こうー

 

きょうのお店:

Le Cuip(天久) 

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宇地泊・sourireの干支にちなんだパン

ある日、うちの館長からの差し入れパンが机に置かれていました。

その姿かたちが何だか不思議で、思わず聞いてしまいました。

 

私「これ…何ですか?」

館長「犬」

私「えっ?」

館長「犬」

 

それがこちら。
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そう、干支にちなんで、犬の形をしたパンなのです。

胴体が長いですね。

その、胴体の中にはソーセージとキーマっぽいカレーが入っていました。

まるでホットドック…犬だけに…

 

それにしても、パーツがしっかりとくっついていて(当たり前だけど)、

見れば見るほど、食べられなくなるのです…
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 耳もかわいい…

 

でも、食べてあげないとかわいそうなので、

心を鬼にして、朝食においしくいただきました。

 

sourireは、カッパとか、宇宙人とか、

おもしろパンがいろいろ。

だけどちゃんと(?)、真面目なパンもあって、

わたしはお惣菜系のパンが好きです。

わたしがいただいた「犬」も、フランス生地で美味しかったです。(念のためもう一度言いますが、パンの「犬」です)

ベーコンエピとか、運転しながら食べやすいですよ。

 

きょうのパン屋さん;

sourire(宜野湾・宇地泊)

http://pangamasii.ti-da.net/

新年の運試し・ガレット・デ・ロワ

これもシュトーレン同様、

あちこちで見かけるようになりました。

ガレット・デ・ロワ

 

フランスの伝統菓子で、

キリスト教の公現祭のお祝いとして、

1月6日に食べるものだそうです。

 

どんなお菓子かといえば、

アーモンドクリームが入ったパイ。

中に、フェーヴ(feve)という陶器の小さな人形が入っていて、

家族で切り分けるときに、フェーヴが当たったら、

幸運が1年間続くと言われているんです。

 

そもそもが家族でいただくものなので、

大きなお菓子だから、

今まで買ったことなかったのですが、

4号サイズの小さなのを見つけたので、

思わず購入しました。

 

宜野湾・Pattiserie H.Yujiのガレット・デ・ロワ
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王冠付き!

さすが、王様のお菓子。

(ガレット・デ・ロワ=galette des rois=直訳すると王のお菓子、なのです)

 

職人さんによって、細かい曲線を描いたものなど、

表面の模様がいろいろあって、

こちらは葉っぱの模様が入っています。

 

カットしていただきました。
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パイ生地がサクサクで、香ばしくしっかり焼かれています。おいしい!わたしの好みです。

中のクリームは甘すぎず、パイ生地との相性もばっちり。

 

さて、フェーヴは、といえば、

実は買う時に「この中からお選びください」

と、山盛りにフェーヴが入ったカゴを差し出されたのです。

ガレットの中に入れるのではなく、別添えで1ついただきました。
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 かわいい車!

(voiture sportive=スポーツカー)

 

最近は、誤飲防止などのために、

フェーヴをパイの中に入れずに、

代わりにアーモンドを入れたりすることもあるそう。

こちらのお店ではその方式だったみたいです。

可愛くていろんなモチーフがあって、

フェーヴを集めている方もいるくらいですから、選べるのはまたうれしいでしょうね。

 

そして、私のガレットのアーモンドも発見。
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カットしてしまったけど…

わたしの今年…大丈夫かしら。

 

初のガレット・デ・ロワ、とてもおいしくいただきました。

1月いっぱいは置いているお店も多いと思います。

パーティーなんかでもいいかもしれないですね!

 

きょうのお店:

Patiserre H.Yuji(宜野湾)

http://h-yuji.hp.gogo.jp/pc/

2018パン始め~読谷・おとなりや

2018新年の沖縄、三が日はとってもいいお天気でした。

日なたにいると日焼けするんじゃないかと思うほど。

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さすがにお正月はお休みのお店も多いのですが、

出かけるついでに開いてるところを探してみましたら、

読谷のおとなりやさんが開いていました。

 

今回は、

ローズマリーのフォカッチャ
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生地はもっちり食感、全粒粉も入ってます。

上に振られたローズマリーのさわやかなかおりと、塩気がたまらなくおいしい。 

 

桜あんぱん
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あんぱんは初めて買ったのですが、

生地がとってもいい香りで味わい深かったです。

袋を開けた時にふわっとたつ月桃の香りに感動。

POPに書いてあった説明を忘れてしまったのですが、

酵母か何か材料に月桃を使っていた、はず。

 

存在感のある生地に、桜の塩漬け、つぶあんがよく合ってました。

じんわりやさしい味のパンでした。

 

今年もおいしいパンにたくさん出会えますようにー!

 

きょうのパン屋:

おとなりや(読谷)

http://asian1026.blog51.fc2.com/

2017シュトーレン

もうずいぶんと定着してきた感があります。

シュトーレン

 

シュトーレンとは、

クリスマスを待つアドベントイエス・キリストの降誕を待つ期間)の間に食べる

ドイツの伝統菓子。

砂糖に包まれたその姿は、

白いおくるみに包まれた幼子イエスをイメージしているとも言われています。
バターたっぷりの生地の中には、

洋酒につけたドライフルーツ、ナッツがぎっしり!
ちょっと大人向けのリッチな味わいと、

日に日に味がなじんで変化していくのが特徴で、

クリスマスがさらに待ち遠しくなるお菓子とされています。

 

(参考サイト)

シュトーレンの作り方とタイプ別レシピ7選 | 特集 | クオカ公式通販:製菓材料・道具のオンラインショップ

 

今年はちょっと変わったシュトーレンを見つけました。

 

「国王のシュトーレン

いまいパンが、謝花きっぱん店とコラボして、

中に入れるマジパンの代わりに、なんと冬瓜漬けを入れちゃいました。
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かわいらしい小ぶりな姿。

背中にも冬瓜漬けが。

 


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柑橘系のさわやかな風味で、

これまで食べてきたシュトーレンとは

ひと味違った味わいでした。

 

シュトーレン、最初に紹介したように、

ふつうはクリスマスまでの間に少しずついただくのですが、

買ってからクリスマスまでの間に食べるのをすっかり忘れていて、

クリスマスになってはじめて封を切りました…

 

それから数日かけていただいたのですが、

封を切った日と、それ以降の日では、味が変わってくるのです!

柑橘系の酸味と苦みがなじんでいくような感じ。

これまでいろんなシュトーレンを試しましたが、

こんなに変化がわかりやすいのは初めてのことでした。

 

きょうのパン屋:

いまいパン(識名・住所は真地)

https://imaipain.com/

 

謝花きっぱん店(那覇・松尾)

http://www.jahanakippan.com/