沖縄パン日誌

作った、買った、食べた、沖縄のおいしいパンにまつわる記録。

Lekker nijen(レッカルネイユン)・オランダの焼き菓子たち

Lekker nijen(レッカル ネイユン)という、

オランダの焼き菓子を

出店販売しているお店。

 

宜野湾のハッピーモア市場に、

ある日いらっしゃると知り、

急いで行ってみました。

 

Lekker nijen とは、

オランダ語

" 美味しいものたち “。

オランダ人のご主人が

いろいろと説明してくださいました。

 

ヴィーガンのブラウニー
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宜野座のいちごを使っていて、

そのほかに、

ラズベリー、ブルーベリーも入っていて、

ざくざくした食感。

この歯ごたえが楽しい!

チョコ生地部分もしっとりなめらか、

食べ応えがあります。

 

そして、ストロープワッフル!
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「ストロープワッフル」とは、

薄いクリスピーワッフルに、

キャラメルシロップをサンドしたワッフルで、

サクッとした歯触りと

シナモンの香りが特徴。

コンビニや輸入食材のお店でも

売ってますよね。

 

手作りのものは初めていただきました。

コーヒーの湯気であったると、

サンドされたシロップがとろりと。

ブラックのしっかりめのコーヒーに

よく合います。

 

いろいろナッツとフィグのタルト
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もう見た目が絶対おいしいやつ。

名前の通り、ナッツとフルーツが盛りだくさん。

 

いちじく、アーモンド、くるみ、

ピーカンナッツ、パンプキンシード、

ヘーゼルナッツ、カシューナッツ

カレンズ、デーツ

が入っています。

カレンズが入っているって珍しい~

レーズンより小さくって、

見た目がかわいい。

 

アーモンドクリームで焼きこまれているのですが、

この生地がおいしいのです。

コクがあって、

ナッツたちに負けてない。

 

こういう、見た目は素朴だけど、

安定しておいしいものって、

きっとヨーロッパにはたくさんあるんだろうな。

日本からみると、

何となく華やかなイメージを

持ってしまいがちですけど、

昔から残っているものは

思った以上に無骨で地味に見えるもののように感じます。

 

月末にはまた

ハッピーモア市場に出店されるとのこと。

タイミング合えばまた行きたいな。

 

きょうのお店:

Lekker nijen(レッカルネイユン) 

(イベント出店等で出会えます)

https://www.instagram.com/lekkernijen_okinawa/?hl=ja

 

※おまけ※

沖縄のさくら。

本州と違って、沖縄のさくらは

北から南に前線がやってきます。

南部もあちこち、

きれいなピンク色を見かけるようになりました。
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【お菓子作り】ガトーショコラふたたび

ふたたび、ガトーショコラ。

お菓子作りが好きなお友達が教えてくれた、

gemomogeさんのレシピを参考に。

www.gemomoge.net

 

チョコは前回の残り、

ヴァローナのグアナラ70%。f:id:mutsumin33:20220206190108j:image

 

ちょうど、野菜をゆでたところだったので、

そのお湯を活用して、

湯せんでチョコを溶かします。

 

時間かかるかと思ったけど、

写真撮る間もなく、

みるみる溶けます。

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生クリーム、卵黄、

お砂糖を入れたあと、

薄力粉を入れます。

 

粉を入れるときは、いつもひよって、

ゴムベラに替えるんですけど、

なぜか今回は、

途中までホイッパーでざっくりと。

練らないように気を付けて

混ぜてみます。

(でもやっぱり途中でゴムベラに替えました)
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ここまで来たら、

いよいよ次はメレンゲ

 

前回、水っぽくなってしまったので、

確認した手順をもとに

丁寧にやってみます。

 

卵白を冷やしておき、

きれいなボウルにいれ、

まず砂糖も入れずに手で泡立て。

ボウルの底は氷水でひやします。

 

1分くらいで全体が白っぽくなってきます。

3分くらい泡立てたら

こんな感じ。

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お砂糖半分の量を入れます。

さらに3分くらい立てたら

こんな感じ。
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だいぶ固くなってきた。

さらに1分くらい。

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これでいいかな!

結局電動ミキサーは使わずに、

つやつやにできました。

 

先に作っておいた

チョコ生地と合わせます。f:id:mutsumin33:20220206190209j:image

 

型に入れてオーブンへ。

なんか生地が固い気がするけど、

大丈夫かな。

ホイッパーで粉を混ぜたのが

よくなかったのかな、と

心配になる。

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170度で約30分焼きました。

竹串を刺して、

生地がついてこなかったら

焼き上がり!
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見た目はいい感じ。

しっとりしています。

表面のひび割れもよい。

 

いただきました。
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おいしいー!

 

焼きたては、

軽やかだけどしっかりコクもある。

バター無しなのに!

 

冷やすとカカオの風味が

きゅっと締まったような感じで、

一層おいしさが増します。

 

パンとは作る工程や道具が異なって、

たまにホイッパー使うと

楽しくってしょうがない!

しばらくお菓子作りかなー。

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真栄原・TAROTOMARU BAKERS.のフォカッチャとビスケット

ボリュームのある

フォカッチャサンドが印象的な

TAROTOMARU BAKERS.さんに

初めて行ってきました。

 

パンのイベントでは

何度もお見かけしていたものの、

大人気でいつも買うことができず(泣)

ならば、とお店へ伺いました。

 

具材たっぷりの

フォカッチャサンドだけでなく、

プレーンのフォカッチャもありました。

クロックムッシュ

おいしそうだったなー。

 

いくつかご紹介。

まずは、

ダブルチーズのフォカッチャ
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朝食に温めていただきました。

表面のチーズが香ばしい!

クラムはふんわり、

だけどオイルのしっとり感もあって、

さっくり歯切れがよい。

 

食パンよりも軽い、

と言ったら伝わるかなー

 

そしてビスケットも

種類たくさんありました!

ごつごつとした、焼き色もしっかり、

絶対おいしいやつ。

 

発酵バターのビスケット

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少しあっためましたら、

バターのいい香りに包まれます。

 

さっくりしてるのに、

ぼそぼそせずに、しっとり。

手で割ると、

割けるように、

層のようにはがれるようです。

ミルクの風味がしっかり感じられます。

 

こちらは

メープルミルクのビスケット
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メープル味のつぶつぶが入っています。

粒ジャムかな?

食材店では見たことあるけど、

こんな感じになるのですね!

 

マフィンは、6個焼ける焼き型をそのまま

ディスプレイにも使っていました。

あの焼き型をみるだけで、何だかわくわくしてしまいます!

 

お店の雰囲気や、スタッフのお姉さんも素敵で、

もっと早く行けばよかったと思った!

 

イベントは、自分では探せない、

知らなかったパン屋さんに出会える点はいいけれど、

お店の雰囲気まではなかなかわからないもの。

いいなと思ったお店、

気になるお店には、

やはり実際に行ってみなくては!

と改めて思いました。

 

きょうのお店:

TAROTOMARU BAKERS.(宜野湾・真栄原)
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【RBC Aランチ】パン特集で紹介・ル・キュイップ

沖縄ローカルの情報番組、

RBCの「Aランチ」、

春のパン特集が放送されました。

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ほとんどが知ってるお店でしたが、

中でも大好きなル・キュイップは、

バゲットの製造工程なども紹介されていて、

じっくり見入ってしまいました。

 

そこで、

過去のキュイップ記事を

厳選して振り返りまとめ!

 

ハード系のパン・オ・フィグ、

レザンレザン。

特にレザンは、

パン生地よりもレーズンの割合が

多いのではないか、と思うほど、

ぎっしりレーズンが詰まっています。

 

そして必ず買うのは、

ガレット・ポム・ド・テール。

じゃがいものグラタンパン、

というイメージ。

ボリュームもあります。

 

好きすぎて、

一度取材を受けたときにも

このパンを紹介しました。

 

ムッシュを作ったときは、

キュイップのカンパーニュを使いました。

激うまでした。

 

最近好きなのは、

フォカッチャ系で、

ローズマリージェノベーゼ

ナッツ系は、

くるみパン、ハニーナッツ

甘いのは、

クリームパン、メロンパン

どれもおいしいです!

 

行くときは、

「今日はあれ食べたいな」

と、想像しながら行くので、

選ぶのがめっちゃ早いです。

まるでマラソンの給水みたいです。

 

朝早くから開いているので、

出勤前に、

休日の朝ごはんに、ぜひ。

 

※おまけ※

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(春といえばさくら!

1月中旬の八重岳のようす。

鮮やかなピンク色が特徴ー!)

 

パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)
パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)

 

 

 

【お菓子作り】ガトーショコラでメレンゲを復習

ひさびさにお菓子に回帰しています。

ガトーショコラを作りたくて、

いろんなレシピ本を片っ端から

読み返して復習しています。

 

配合はいろいろありますが、

できるだけシンプルなものでと思い、

生クリーム、ココアが入らない、

昔から作っていたレシピで作ります。

 

チョコレートはおいしいのを選びます。

フランス・ヴァローナのカライブ。

カカオ70%!

いつもはお手軽にスーパーで手に入る

ビターチョコで作ってましたが、

いつか使ってみたかったのです、

ヴァローナ!

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このタブレット型が

製菓っぽくて気分も上がります。

 

ポイントはメレンゲ

ガトーショコラは、

ベーキングパウダーなどで膨らませるのではなく、

卵白の気泡で生地を持ち上げます。

チョコレートやバターが入った重い生地なので、

しっかりしたメレンゲを作らなければなりません。


ただ、バターを溶かしたり、メレンゲ作ったり、

温度や気泡の状態が適切なときに

材料を混ぜ合わせるために、

さまざまな作業を並行して

やらなければならないのです。

これがなかなか大変。


パンはわりと

待ったり寝かせたりする時間があるので、

お菓子って大変だわ、と改めて思いました。

 

メレンゲを先に作りましたが、

色々混ぜているあいだに

少し水分が分離してしまって、

あわてて作業を進めました。

 

そうして焼きあがったのが

こちら。

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焼きあがってすぐは膨らんでいますが、

冷めるにつれて落ち着いてきます。
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少し冷めたころ。

だいぶかさが減っています。
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粗熱取れて、型から取り出します。

結局、高さ3センチくらいになりました。
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粗熱をとって、カットしてみました。

表面は乾燥していますが、

中はしっとり。

食感は、じゅわっとした感じとでも

言いましょうか。

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冷やしていただきましたら、

生チョコのようにぎゅっと詰まって、

濃厚さが増して感じられました。

わたしは冷やしたほうが好き。

 

ところで、

メレンゲの分離現象について調べましたら、

メレンゲって、

ただ卵白と砂糖を強く泡立てるだけと思っていたら、

ちょっとしたコツや手順があって、

それを守らないと、分離したり、

ぼそぼそしたりするみたいなのです。

そうか。そうだったんだ。

 

メレンゲは、まず卵白だけで泡立ててから、

砂糖を少しずつ入れるのがよいらしい。

面倒がって、最初に一気に砂糖を入れたから

こうなったのでした。笑

 

しばらくは、

ガトーショコラ研究が続きそうです。

パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)
パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)

 

 






【麦比べ】1,バゲットきたほなみ(江別製粉) 3,バゲットミナミノカオリ(lonowa)

麦フェス2021で購入した、

チェスト船堀の

「麦比べパンセット2021~文通 

麦に恋してるver」

の、実食レポート。

ようやくバゲットのご紹介。

 

セットについての紹介は

過去記事をどうぞ。

breadokinawa.hatenablog.com

 

まずは、

1,バゲットきたほなみ(江別製粉)

 

黄色味がかった、優しい色です。
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バゲットの先が、

端と端を包むようにつないだ、

生地を成形したときの感じがわかって、

丁寧に作られてる様子がわかります。

かわいい。

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触った感じもソフトなきたほなみ、

クラムも水分多くて、

あっためると口どけが抜群によい!

 

シェフの感想文も見返しましたら、

きたほなみ、って

薄力粉なんですね!

だからこのパリパリクラストで、

白くて軽いのでした。

薄力粉でもバゲット焼けるんですね!

 

 

そして、

ミナミノカオリのバゲット
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断面からもわかるように、

比較的詰まったクラム。

 

酸味が強めで、

すごく特徴の強い味。

チーズなど乳製品が合います。

ブルーチーズでもいけそう。

 

並べると色味の違いもわかります。
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lonowa(ろのわ)さんは、

有機栽培を20年以上続けている、

熊本の農家さん。

小麦は製粉までされているそうです。

 

大事にスライスしながら、

数日かけていただきましたが、

日がたつにつれて、おいしさが熟成され

まるでカンパーニュのような味わいに

変化していったのが面白かったです。

 

 

ところで、

先日ハッピーモア市場で

おいしそうなものを見つけました。

 

黒蜜ピーナッツバター

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おいしくないわけがない、

と思って購入。

 

ミナミノカオリに合うのでは、

と思って、

軽くトーストして塗ってみました。

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これが大当たり!

黒糖のほろ苦さ、

ピーナッツの濃厚さが、

ミナミノカオリのパンチある風味に

よくマッチしました。

 

食べ比べも残りわずか。

小麦の世界は興味深い!

 

パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)
パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)

 

 

 

今帰仁・Shizukuの焼き菓子

豊崎にできた、

素敵なセレクトショップ

「島の装い。STORE」に行きました。

https://www.instagram.com/shimanoyosooi_project/?hl=ja

 

県内各地の雑貨やおいしいものが

ずらりと並んでいます。

 

入口横に焼き菓子コーナーがあり、

今帰仁のShizukuさんのお菓子がずらり。

お菓子やフライヤーの雰囲気も、

お店とマッチしていました。

 

いくつか購入しました。

 

ローゼルチョコマフィン

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表面はパリッと。

中はしっとり濃厚。

生チョコを食べているような気分。

 

でも軽いのは、米油で作られているからかな。

乳製品不使用だそうです。

 

ローゼルのジャムが、

てっぺんと中にも入っていて、

酸味がチョコとの相性抜群。

 

ラズベリージャムとか、

チョコに合うジャムといえば、

ベリー系という印象ですが、

ローゼルはふわっとバラのような風味もありました。

 

 

そして、

黒糖とたっぷりクルミのミニタルト


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分厚いガレットのような姿。

中には、

くるみとキャラメルのヌガーがたっぷり。

食べ応えあるのですが、

クッキー生地が軽くて、

意外にペロッといただいちゃいました。

 

くるみとキャラメルの組み合わせって、

なんでこんなにおいしいんだろうー!

 

インスタを見ていると、

豊崎の島の装いのほか、

宜野湾のハッピーモア市場などでも

買えるようですよ。

 

きょうのお菓子:

焼き菓子屋 Shizuku (今帰仁)

https://www.instagram.com/shizuku_nakijin/

 

パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)
パンの資格。一般社団法人 日本パンコーディネーター協会(JPCA)